東京寄席
「よせ」と言われたところでやめない演芸噺

第9回
東京寄席正月第弐回興行 「年末特別興行」
「正月壱の席−新春顔見世興行」(2)

いらっしゃいませ、こんばんは。
席亭の横山です。
前回に続き、
今回も短めのネタをお送りしようと思います。

出し物その弐―「M−1グランプリを振り返る」
既に終わってしまったことではありますが、
あの「M−1グランプリ」のことを触れようかと思います。
まぁ大方の予想どおり、中川家が優勝したわけですが、
このことについて私自身異論はありません。
まぁ、そうだろうなぁ(いろいろな意味で)という感じですね。
裏ではいろいろな事が囁かれているようですが、
まずは今回優勝した中川家が過少評価されないことを祈っています。
中川家は吉本勢の若手(?)の中で、
大衆ウケする正統派漫才を聞かせる実力をもち、
且つ大衆ウケするキャラクター
(例えば、見た目の凸凹)
のあるコンビだと思ってますので。
その他の吉本勢については、
ハリガネロックもやはり面白かったと思いますよ。
個人的に気になったのは、
ユウキロックが無理して悪キャラ作りしているんじゃないかなぁ
という点。
どうもそこが気になって、
ネタに完全には入り込めない印象を受けました。
とはいえ、
決勝でのああいうネタを全国放送でかけようとする度胸そのものは
大したもんです。
今後、期待のできるコンビですね。
あとは麒麟ぐらいかなぁ。
でも、これは全国で一般ウケする漫才じゃないだけに、
M−1の舞台ではここまでで精一杯かもしれません。
それ以外は・・・。
実はこの人たちが、
中川家の評価を下げる原因なんじゃないでしょうか。

そして、松竹勢はよくやりましたよ。
結局、完全にアウェイだったんですから。
ますだおかだの増田さんは、
実力以外の部分が審査に影響していることが
相当腹立たしかったみたいですが・・・。
数日後に行われた「朝まで生チクる」で、
ずいぶんネタにしてましたからね。
結果は出ませんでしたが、
ますだおかだ、そしてアメリカザリガニが
特に株を上げたのは事実。
吉本はこの二組の今後を相当警戒しているらしく、
今年中には何らかの形でNGKの舞台に立たせたいようです。
そういう事実が全国ネットで放送されたことだけでも、
今回の意義は十分あったと思います。

もうひとつ、未だに大阪のお笑いファン(関係者)による
東京の芸人さんへの拒否反応が根強いということも、
改めて分かりました。
ありがちないい方ですが、「文化の違い」なんでしょうかねぇ。
そもそも決勝進出者がおぎやはぎだけっていうのもなんだし、
しかもあの結果・・・。
大阪の皆さん、東京の芸人さんを過少評価してませんよね?
好きと面白いの違い、分かってますよね?
お笑いをよく分かっているはずの大阪だからこそ、
少し失望しました。

まぁ今年もやるみたいですから、
今度はどういう結果が出るのかはがっかりした分、
逆に楽しみです。

そうそう、今後への希望として、
あの審査員はどうにかならないもんですかね。
誰が見ても公平な審査方法というのは難しいのでしょうが、
審査員の人選、一般審査員の選び方ぐらいは
改善できるんじゃないかと思うんです。
「吉本の作為では?」と受け取れてしまうような人もいたような・・・。
ひいき目で見ずに、
面白さだけをジャッジできる人を増やして欲しいですね。
いないかな、そんな人って。
あと、
出演者への予備知識が全然無い人間を司会に入れるのはご勘弁。
お笑いへの愛情が感じられないし、番組自体がしらける。
だいたい出演者の名前を間違えるなんて、プロじゃないですよ。

最後に、吉本仕切りでやるならば、
決勝戦こそNGKでやるべきでしょう。

本日はこの辺で。
お目当てはこの後でございます〜

2002年1月好日
東京寄席席亭 横山 講志

※ 東京寄席は今、落語を応援しています。

(第10回につづく)

01/26/02 UPDATE

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