R.YASUDAの高校サッカー万才!
学校スポーツを、そしてダイヤの原石を、見る。

冬の風物詩・「全国高校サッカー選手権大会」をテーマに、
年始短期集中のコーナーとしてお送りしたこのコーナー。
2002-03年も選手権本番の到来です。
将来有望な選手のプレー、学校スポーツ独特の雰囲気など、
そんな高校選手権の楽しみを伝えてくれるのは
古くは(!?)東京ガスFCの試合観戦記でおなじみの、
というよりも、各種媒体に活動の場を広げている
ライターの安田良平さんです。

安田良平さんのホームページはこちら

第81回大会編(その3)
2回戦(01/02):三ッ沢
3回戦(01/04):駒沢

三ッ沢で2回戦(星稜vs高知、鳴門vs滝川第二)を、
駒沢で3回戦(帝京vs大津、国見vs青森山田)を取材しました。
2回戦の三ッ沢は天候も良く、まずまずのコンディション。
でもビックリしたのが、
正面スタンドの一番いい所に中継用のテレビカメラが
デンと陣取っていて、
通路を挟んでその後ろにある記者席からは
ピッチの様子が途切れ途切れ。
改めて「民放43社」主催の大会であることを痛感したのでした。
確かに40分ハーフというのも放送上の都合ですからね。

試合のことを話しましょう。
優勝候補の一角にも数え上げられていた星稜は
高知相手にフリーキックからの失点で敗退。
最後までゴールが遠かったです。
高知が
「トーナメントで格上と思われる相手に勝つにはこれ」
というお手本のようなサッカーを披露しました。
戦い方と勝利への集中力が際立っていました。
そして滝川第二はセットプレーから2点を先制し、逃げ切り勝利。
3回戦も勝ち上がり、準々決勝に駒を進めています。
チームカラーとしては、献身的に後方から
丁寧にパスを繋いでいくスタイルのチーム。
だが樋口(10)だけが独特のリズムで
滝川第二の攻撃にアクセントを加えます。
FW陣の不調には黒田監督も嘆いていましたが、
基本的な選手のスキルはしっかりしており、
攻撃の形をしっかりと作れるチームです。
ちなみに2回戦の観戦レポートは、私のホームページに掲載しています。

そして3回戦の駒沢は時折、雪が強く降り続く悪条件。
現在は鹿島に所属する二人、中田浩二と本山雅志が決勝で雌雄を決した
帝京対東福岡の試合以来となるカラーボールを使った試合でした。
とにかく寒かった。
帝京はPK戦までもつれた末、大津を下しています。
この試合は悪コンディションに両チームとも苦しんだ試合となりました。
準々決勝でその帝京と対戦するのは国見。
残念ながら第1試合の取材のため、
国見対青森山田の試合の前半を見ることができませんでしたが
(高校サッカーは第1試合と第2試合の感覚が短く、
 取材する側にとっては酷な時間設定なのです)、
後半40分を見ただけでも国見の強さを感じることができました。
右サイドからは大分に所属する松橋の弟、
松橋優(7)がスピードで切り裂き、
左サイドからは綱田(6)が力強く鋭いセンタリングを供給。
そこにここまで5得点の平山(14)が高さで合わせます。
この平山、
的確なポジショニングと空中戦でのタイミングの良さが光る好選手。
現在2年生ですので、来シーズンの進路が注目の選手です。
守備では園田(5)がスイーパーとして余り、
相手がFW陣にピッタリマンマーク。
1対1に重きを置いた守り方です。
国見に対しては無用な批判も多いですが、
この年代では世界でもトップクラスに位置するチームであることは
間違いありません。
実際に生で見ていただき、その強さを感じていただければと思います。

(つづく)



「2002W杯 MIX ZONE―選ばれし者たちの証言」
著者:安田良平
DAI‐X出版
本体価格:¥1300
ISBN:4-8125-2176-9

01/06/03 UPDATE

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第80回大会(2001-02年)分
01/01/02 1回戦(12/30・31):国立、西が丘
01/02/02 2回戦(1/2):西が丘
01/04/02 3回戦(1/3):駒沢
第81回大会(2002-03年)分
11/15/02 東京都A準決勝(11/9):西が丘
01/01/03 1回戦(12/31):駒場