二股!
荒川裕治によるフットボールコラム

東京と埼玉の間で。
ナビスコカップ決勝を前に

最近、更新頻度がやけに多くなった荒川です。
「ダイジェスト」でのコラム、
不完全燃焼なところを編集長から突かれました。
まあ、いろいろと理由と事情がありまして……。
とりあえず、ナビスコカップ決勝戦直前の話をしたいと思います。

その前に、ホンダルミノッソ狭山の全国社会人大会3連覇と
さいたまレイナスのLリーグ初優勝を祝わせてください。
両チーム、おめでとうございます。
いやー、これでレッズが“リーグ”優勝して、
アルディージャがJ1に昇格して、
ルミノッソがJFL入りしてくれたら、
本当にすばらしいことになるんですよ、埼玉県。
高校選手権も期待しています。

さて、広島には1−1のドローでしたが、
今年のハイライトはこのナビスコ決勝でしょう。
すべては11月3日のため、
と言ってもいいのではないでしょうか。
だって、すぐ6日に
大分とのホームゲームがあるにもかかわらず、
味スタで祝勝会をやろうっていうのだから、
ホント、真剣な“お祭り”ですね。
どうなるか、楽しみです。
ケリー、文丈、浄を温存?
OKでしょう。

先日(10月29日)のラジオで、
「レッズが優勝するためには?」と振られ、
「俺にそんなこと言わせるの?」
と言ってしまいました。ただ、一応
「早い時間帯にセットプレーから先制できるかどうか」
と答えたんですけどね。
入れられるとしたら、
エメルソンや田中に突破されるのではなく、
セットプレーのような気がしています。
先日の勝ち試合のようなプレッシングができれば、
流れから失点することはないでしょう。
流れから失点するようであれば、
2点以上取られることも覚悟しなければならないと思います。
今の東京を見て、レッズから2点取れる気がしません。
でも、ドンドン攻めてもらって、
守備から攻撃のリズムをつかみたいものです。

キーマンは、敢えて馬場と言っておきましょう。
まだ今季0ゴールの石川、復帰したばかりの戸田、
前の浦和戦でベストパフォーマンスを見せた文丈……
と頭に浮かびますが、やはり馬場。
守備でもかなり頑張ってもらうことになると思いますが、
攻撃に転じたときには“最小限”の運動量で
決定的な仕事をしてもらいたいものです。
というのは東京はもちろんですが、
レッズもかなり運動量の多いチーム。
足元でパスをもらうようなサッカーはしません。
マンマークはタイトでしょうが、スペースはできるはずです。
だから馬場の正確なワンタッチコントロールが必要なのです。
どんどんダイレクトで
ルーカス、ケリーにはたいてもらいたいのです。
左サイドからゲームを作ってもらいましょう。

でもそう言いながら、
ノリオのFKで勝負が決まったりすることを
どこかで期待しています、国立だし(笑)。

で、レッズは永井。
うまく東京の“網”にかかってくれればいいのですが、
なんたって新宿区民。見てると神出鬼没なんですよ。
エメルソンと田中、さらに長谷部へ
意識が集中してしまいがちなだけに、抑えておきたい選手です。
あとエメルソンの“やる気”をどう削ぐかですね。
モニ、よろしくです。

そういえば、このカードに決まった時点で各方面から
「どういう立場で見るのか」と問い合わせがありました。
中には「はっきりしろ」と
“踏み絵”を踏ませるようなお尋ねもあり、
複雑というかなんというか……。

でも正直、そりゃ、東京ですよ。
まぁ、友人であるギドには
拙書「FC東京の挑戦」を出したことはまだ言っておらず、
これが“心のトゲ”になっているのは
確かなんですけどね(苦笑)。

そう、はっきり言って、躊躇させているのは、
ギドの存在なんですよ。
決して、NHKさいたま局の問題ではなく、
埼玉県協会の役員という立場ではないんです。
だから、最近よく言っているのは
「マイクラブは東京。でも、ホームスタジアムは埼スタ」。
これって、中途半端でしょうか?
とにかくいろいろな試合で毎週のように
埼スタには行くものですから、これは勘弁してください。

個人的に困ったなぁと感じているのは、
下部組織のことでしょうか。
レッズ、アルディージャのユース、ジュニアユースの状況、
結果は非常に気になっていますから。
ということを考えると、しばらくレッズには
“FC静岡”でいてもらったほうがいいなぁ、
なんて思っています。
逆に言うと、東京の“埼玉化”(笑)は大歓迎です。

最後に、新潟県中越地震の被災者の皆様、
お見舞い申し上げます。

(つづく)

11/01/04 UPDATE

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