二股!
荒川裕治によるフットボールコラム

御殿場にて

今年もオフィシャルハンドブックの制作中です。
今年も買って下さい。

さて、残念ながら清水とのプレシーズンマッチは
見ることができなかった。
結果は宮沢のFKが決まって、なんとかドローだったとか。
とりあえず、負けなくてよかった。

この試合前までのところで、
「今年は大丈夫なの?」という質問を多々受けた。
どうもフロンターレ戦の印象が悪かったようだが、
正直、個人的に大きな不安はない。

このフロンターレ戦、私も見ていた。
今年初めてのJクラブとの試合ということと、
どういう戦いを見せてくれるか楽しみだった。
余談だが、隣で一緒に「ヒロミスタ」(爆笑)こと、
えのきどいちろう氏とともに試合を見ることになった。
このえのきど氏とは、ある取材を通じて、
もう7、8年も年賀状を交わす仲
(そういえば、今年の一言は「原監督をよろしく」!)。
久々の対面で実は緊張しながらの取材となった
(だって、いろいろ“取材”されちゃうし、
 単行本を誉められたり……
 あっ、こっちの話の方が面白いかなぁ)。

試合前、配ってもらったメンバー表を見て、びっくり。
でも、納得もした。
システムは4-4-2。
しかも中盤はひし形(ダイアモンド)。
この日の夕刻、
原さんのインタビュー(ハンドブック用です)をしたが、
これが東京の2003年ヴァージョンとのことだった。

結果はご存知の通り、3-3。
前半はよかったものの、後半はメロメロになってしまった。
システムとしてまだ機能していないということもあった。
どうしても両サイドのMF、石川と宮沢が絞る場面が多いのだが、
サイドバックとの呼吸が合わないこともしばしば。
ツートップにした分、サイドの起点がどうしても低くなり、
サイドバックへの負担が大きくなっていた。
要は、ケリーに預けた際には、
全体的に一気に押し上げなければならないということ。
課題は、DFラインが上がりきれないことで、
サイドバックへの展開が遅れてしまいがちになり、
早い攻撃ができないことだろうか。
いやー、より体力が必要とされるサッカーになりそう。
結構早くバテちゃうかも。
もちろん、アマラオが入るとまた違ったリズムになるはずだが、
延長が無くなった分、90分間での緩急のつけた方が求められるところ。
ラスト5分での失点は、あまり見たくない。

システムの変更は、ちょっと違和感があるかもしれない。
だが、個々を考えれば、納得できるというもの。
ワントップでアマラオと阿部の併用は難しいし、
ケリーはトップ下で生きる選手。
2トップにしてトップ下を置くとなれば、
自然と中盤はひし形となり、
ワンボランチには浅利が
ジグソーパズルの最後の一個かのようにぴったりとはまる。
実際この日、最も光っていたのは浅利。
“仕事”に徹しながら、積極的に前へスムーズな配球をしていて、
試合後声をかけるととてもにこやかに
「そうですか?」と満足そうに答えてくれた。

あと、藤山が右サイドバックでプレーしていた。
おそらく愛鷹でも、ソツなくこなしていただろう。
フロンターレ戦では加地のミスが目立っていただけに、
藤山の右サイドバックは十分あり得る。
さて、ここから2週間、どういう仕上がりを見せてくれるのか。
3月8日のマリノス戦が楽しみだ。

(つづく)

02/24/03 UPDATE

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